Cooperative Telepresence Robot

2018年度ORF(Open Research Forum)にて出展

従来のテレプレゼンスロボットは,ユーザが操作してビデオチャットなどで遠隔の相手と会話をするために使われている,いわばアバタロボットだった.しかし,カメラの画角の制約で感情が伝わりづらい,通信状況次第で会話のテンポが悪くなり話題が続きにくい,といった問題があった.これらは,ユーザがロボットをアバタとして操作するだけでは解決は困難である

本プロジェクトが目指す協働型テレプレゼンスロボットは,ユーザの状況や感情を認識し,会話を円滑に進むように会話に参与する.すなわち,ロボットはアバタとしてのみならず,独立したコミュニケーションの仲介者としても振る舞う.ユーザの感情に合わせたビデオチャットとの加工や,会話状況,通信状況を踏まえた話題提供を行うことで,ユーザのコミュニケーションの質を向上させる.