Cooperative Telepresence Robot

2018年度ORF(Open Research Forum)にて出展

従来のテレプレゼンスロボットは,ユーザが操作してビデオチャットなどで遠隔の相手と会話をするために使われている,いわばアバタロボットだった.しかし,カメラの画角の制約で感情が伝わりづらい,通信状況次第で会話のテンポが悪くなり話題が続きにくい,といった問題があった.これらは,ユーザがロボットをアバタとして操作するだけでは解決は困難である

本プロジェクトが目指す協働型テレプレゼンスロボットは,ユーザの状況や感情を認識し,会話を円滑に進むように会話に参与する.すなわち,ロボットはアバタとしてのみならず,独立したコミュニケーションの仲介者としても振る舞う.ユーザの感情に合わせたビデオチャットとの加工や,会話状況,通信状況を踏まえた話題提供を行うことで,ユーザのコミュニケーションの質を向上させる.

Virtual IoT: Effective Use of AR Technology for Displaying Life-Support Information

2018年度ORF(Open Research Forum)にて出展

仮想的にモノをIoT化するシステムである.既存のIoT機器においてユーザが情報を手に入れる手段は,情報提示可能な機器の近辺に制限されている.そこで本システムでは,ユーザの視界に写っている周辺のモノから情報提示を行なっているように見せることで,より自由なモノ・場所・タイミングで情報を伝達することを可能にする.

本システムでは,Service Provider なる者が存在し,提示したい情報とユーザにしてほしい行動 (Goal Action) を用意しデータベースにおいている.Goal Actionは1つのモノに対して頻出する動詞から生成される.ユーザがアプリケーションを起動次第,受け取った情報を適した Goal Action を持つモノを選択し,AR を用いたエフェクトとともに情報を提示する.

Personality Development of Robots Through Long-Term Interaction with Users

2018年度ORF(Open Research Forum)にて出展

コミュニケーションロボットの普及が進む中で,一家に複数台ロボットがいる時代が来ると言われている.もし同型のロボットが皆同じ性格だとすると,ロボットとのインタラクションを不自然に感じ,ロボットに対する愛着や満足感が減少してしまう可能性がある.ユーザの情動やロボットに対する養育態度から,個々のロボットにユニークな性格形成を行うことを目指す.

C2AT2HUB Engine はユーザとの長期的なインタラクションによってロボットの性格を形成するシステムである.ロボットの情動を,相手に対して感じる情動である「対人情動」とロボット自身の情動である「情動」の2種類によって定義する.それぞれの情動の遷移傾向を,ロボットに対するユーザ行動の履歴によって調整することで,緩やかに性格形成を行う.

ロボットの育て方

2018年度ROMANにて出展

2017年度ORF(Open Research Forum)にて出展

現在のコミュニケーションロボットは不適切な性格付けにより,ユーザに不自然さや違和感を与えてしまうことが多い.ユーザがロボットに対して愛着を持てるためには,長期間インタラクションを見据えた,ユーザに対応してくれる性格形成モデルのエンジン(C 2 AT 2 HUB engine)を作成した.このC 2 AT 2 HUB Engineではロボットの情動を「対人情動」と「情動」の2種類によって定義し,それぞれの遷移傾向をロボットに対するユーザ行動の履歴によって調整することで穏やかに性格形成を行う.

 

Social Care Robot :心の機微と場の空気を理解する 介護支援ロボット

ORF (Open Research Forum) 2017にて出展

常時ネットワークに接続された次世代のロボットは,自ら M2M(Machine to Machine)コミュニケーション,M2S(Machine to Service)コミュニケーションを駆使する存在として,あるものはユビキタス情報サービスのアクターとして人々と共存し,またあるものは人の身体拡張を支援する,より社会的な存在となります.我々はこうしたロボットをソーシャブルロボット(Sociable Robot)と呼びます.社会性を備えたロボット,すなわち,ロボット同士,機械,情報サービス,そして人と能動的に繋がるロボットです.ユーザの感情を理解し,ユーザの代わりにロボットが感情を考慮した上でコミュニケーションを行うシステムを構築した.

cookpepper


cookpepperは日々の料理の手助けするアプリです。Pepperに食材を見せながら、オンラインのリソースを活用しつつ、食材に合った今日の献立を相談できます。レシピをタブレットへ表示してくれるだけでなく、Pepperが手取り足取り(?)調理手順を教えてくれるので、料理が一層楽しくなります。最後にはPepperから素敵なプレゼントがあります。

Empathetic H2R Interaction -ヒトやロボットに共感するロボットたち-


“Making Robots more Sociable”、ミュンヘン工科大学 Gordon Cheng 教授の言葉です。人とロボット、ロボット同士のインタラクションにおいて、ロボットに求められる「社会性」とはどのようなものでしょうか。
このプロジェクトでは、ロボットがどのようにして周囲の状況と相手の情動を感覚として理解し、どのような表情で相手に向き合えばよいかを考え、デザインしています。
このデモンストレーションでは、人やロボットに共感してくれるロボットたちが登場します。
人が落ち込んでいれば話しを聞いて一緒に落ち込んでくれる、落ち込んでいる人を2台で褒めて励ましてくれる、そんなロボットたちです。 ユビキタス情報空間、新たな人(身体)のカタチ、ソーシャブルなロボットたち、そしてそれらが三位一体となったインタラクションをご覧ください

work life balance service



ORF2016展示
情動センシング技術を用いた多段的なインタラクション(駆け引き)による行動変容を促します。